若くて老化とは無縁に感じる20代。ところが、20代でも「たるみ」「クマ」で悩んでいる人が多く、20代向けの雑誌やWEBの美容特集でも「目元ケア」は人気の題材です。
まずは、「たるみ」と「クマ」がどんなものかから理解して、正しいケアができるようになりましょう。
「目の下のたるみ」というのは、老化現象のイメージが強く、老けて見えたり、疲れて見える原因になります。
また、たるんでいる部分は凹凸ができるため影ができてしまい、黒く見える事でクマにもつながります。そのため、「目の下のたるみ」の有無で印象が大きく変わりやすく、たるみが無いと、若々しい健康的な印象が強くなります。
目の下のたるみについては、年代によって影響する原因が大きく変わりやすいものでもありますが、20代の「目の下のたるみ」の原因は以下のものが考えられます。
頬の内側の骨が「高い」か「低い」かにより、目の下のたるみが変わります。骨が低めの人は、頬が下がりやすく、骨が高めの人と比べて目の下がたるみやすくなります。
目の下の脂肪の量が少ない人は、その部分が凹みやすく「たるみ」や「黒クマ」の原因になります。また、脂肪が多い人は、その膨らみの下部分が影に見えてたるみに見える事もあります。
スマートフォンやPC作業をしていると、画面を見入ってしまうので瞬きが減少してしまいます。
そうすると、血行不良はもちろん、目の周りの筋肉「眼輪筋」が緩んでしまうため、目の下がたるんでしまいます。
こちらは、年齢を重ねてエイジングが進んでくると影響が大きくなる原因です。目元が乾燥してしまうと、肌を支えているコラーゲンの減少に繋がり、目元の皮膚のハリが失われ、その結果皮膚が下がって垂れてしまいます。
目の下がくすむ「クマ」は、一般的に寝不足だとできるものと言われており、疲れている印象を与えやすいものです。目の下がくすんで黒っぽく見えるので、ファンデーションはもちろん、コンシーラーを使っても綺麗に見せるのが難しく、多くの世代の女性を悩ませています。
そんな悩みのタネになっている「クマ」ですが、「青クマ」「赤クマ「黒クマ」「茶クマ」など微妙に違う色味により種類が分けられています。
目元のクマは、その種類により原因が違うと言われています。
青クマの主な原因は「血行不良」と言われています。よく言われる「睡眠不足」や、「眼精疲労」「ドライアイ」「肩こり」「冷え」「疲労」「ストレス」などにより目の下の血流が悪くなり、青みのあるクマができてしまいます。
茶クマの主な原因は「色素沈着」です。
色素沈着は様々な刺激により起こりやすいものです。「加齢による代謝の低下」はもちろん、「乾燥」「紫外線」「摩擦」などが主に影響します。最近では花粉症の人も多いので、目元がかゆくなって強く擦ってしまう事でできてしまう場合も多々あります。
前出の「青クマ」「茶クマ」は一般的によく聞きますが「赤クマ」というものもあります。こちらは主に「うっ血による血行不良」によりできます。目の下の皮膚の下に通っている血管に血液が溜まってしまう事で、赤みのあるクマに見えます。
「黒クマ」も、雑誌などのクマ特集ではあまり聞かない言葉です。こちらの原因は、主に「目元の皮膚のたるみ」が原因で起こります。こちらは、たるみにより影ができてしまい黒く見えてしまう現象なので、コンシーラーでも隠すのが難しいものです。
これらの原因でできる「たるみ」や「クマ」を自力で解消したいなら、毎日の地道なケアの積み重ねが大切です。
ビタミンやタンパク質などの栄養素をバランスよく摂る事で、代謝がよくなり「血流の改善」されます。また、皮膚のターンオーバーも正常になり、目元の皮膚も健康的でハリがある肌を目指す事ができます。
「花粉症で目がかゆい」というものはもちろん、毎日の洗顔やメイクのプロセスでも皮膚を引っ張ってしまう事は多々あります。毎日の積み重ねで徐々に皮膚が伸びてしまう事もあるので、皮膚が動かない程度の優しいタッチで触るようにしましょう。
紫外線は肌にダメージを与えてしまうため、ハリの低下につながります。紫外線防止の下地を塗るといった対策を行ないましょう。
また、スキンケアで保湿をしたり、アイクリームを使ったりする事で、肌のケアや、くすみ・クマのケアができます。
PCやスマートフォンの作業中、今までよりも意識して、しっかり瞬きするようにしてみてください。それだけでも、目の周りの眼輪筋が刺激され、眼輪筋の緩みからくる「たるみ」のケアができます。
もちろん、瞬きだけでなく、意識的に目を動かすようにしてみましょう。目の周りの筋肉が使われているのが実感できると思います。
今まで、自宅でできる日々のケアを紹介してきました。これらのケア方法は、毎日の積み重ねで、「目の下のクマやたるみ」を穏やかにケアしていける方法です。
それでも、なかなか効果が実感できない場合や、早めに効果を出したい場合は、一人で悩まずに美容クリニックへ相談すると良いでしょう。ハリを高めてくれるような化粧品や針を使わずに凹凸を解消できる「注射による注入治療」などもあるので、メリット・デメリット合わせて聞いてみるのがおすすめ。無料のカウンセリングを行っているところが多いので、相談だけでもしてみると、思ったよりも簡単に、悩みが解消できる可能性もありますよ。
