ここでは、目の下のたるみに効く化粧品の注目成分「レチノール」を紹介します。
レチノールとは「ビタミンA」の正式名称であり、化粧品の成分では、パルミチン酸レチノールやレチノイン酸、酢酸レチノールなどのビタミンA誘導体を指すこともあります。肌のシミやシワ、たるみなどの老化に対して高い効果があり、「究極のアンチエイジング成分」と言われることもあります。
レチノールには皮膚の弾力を保つコラーゲンを生成を促進する効果や、皮膚のターンオーバーを早める効果があり、それによって肌がみずみずしく、若々しくなることが期待できます。元々美容皮膚科などでニキビ痕の治療クリームとして使用されているなど、以前から美容業界では注目されてきました。
一方で、レチノールには皮膚に負担がかかりやすいといった副作用もあります。人によっては、ターンオーバーが急激に早まってしまい、皮膚がどんどんめくれてしまうため、紫外線や乾燥などの影響を受けやすく、かえって肌トラブルを起こしてしまうということもあります。
最近では、2014年春に某製薬会社が開発したレチノール入り化粧品がすべて回収されるといったケースも報告されています。レチノール化粧品を選ぶ際には、口コミをチェックして、トラブルの少ないものを選ぶようにしましょう。